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コロナ後遺症センターのご案内

浮間中央病院ではコロナ後遺症の全身倦怠感でPS値9, 8の患者でも独自の先進医療で 社会復帰させてきており、コロナ後遺症センターを設立しました。コロナ後遺症の全身 倦怠感が治らない患者さん、特に寝たきりの患者さんは入院の上、精査・加療します。

受診・入院の手続き 浮間中央病院の内科外来に電話ください。外来予約をします。
電話:03-3907-8711
遠方の患者さんは福田のメールアドレスを教えますので、先ずは電話ください。

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外来:月曜日午前、水曜日午前午後、木曜日午前、金曜日午後、土曜日午前午後受診希望者は電話で予約をお願い致します。
浮間中央病院 TEL: 03-3907-8711


コロナ後遺症とは

新型コロナウイルス感染症から回復した後にも、罹患後症状(いわゆる「後遺症」)として様々な症状が見られる場合があります。
WHO(世界保健機関)では「新型コロナウイルスに罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの(通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。)」と、後遺症(post COVID-19 condition)について定義しています。

当院のコロナ後遺症の対象症状

全身倦怠感(安静時疲労感および回復しない疲労感)
筋肉痛・関節痛・頭痛
睡眠障害(入眠障害、中途覚醒、昼夜逆転)
自律神経障害:起立性低血圧、体位変換性頻拍症(POTS)、過敏性腸症候群
微熱 など

後遺症の症状紹介

新型コロナウイルス感染症罹患後に上記のような症状がある場合、ぜひご相談ください。

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診察(予約制)

診察時間
午前9:00〜12:00
午後13:30〜18:00
(土曜日のみ15:00まで)

コロナ感染後遺症及び副腎疲労外来のご案内

浮間中央病院腎臓内分泌代謝センター新型コロナ感染により脳視床下部・下垂体の障害により視床下部性副腎不全による全身倦怠感、自律神経症状、微熱、吐き気が残る後遺症が知られています(神戸大学糖尿病内分泌内科 Endocr J. 2022)。
また全身倦怠感、体重減少、食欲不振、ストレスに打ち勝てないなどの原因に「副腎疲労」があることが知られています。

浮間中央病院腎臓内分泌代謝センターでは内分泌専門医による問診・外来検査に基づき、副腎不全クリニカルパスにて副腎不全を正確に診断し、適切なホルモン補充療法、自律神経療法を行っており、全身倦怠感・副腎疲労は改善します。


コロナ後遺症としての筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)

また新型コロナ感染後遺症全身倦怠感のもう一つの原因に筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)があり、ME/CFSのクリニカルパスとして脳MRI+VSRAD、視床下部―下垂体―副腎機能検査、リハビリ科での運動機能評価を行います。
当院ではME/CFSの患者さんも視床下部性副腎不全を合併している事を初めて見出しました。そこでME/CFSの患者さんには糖質コルチコイド(コートリル)を服用することで倦怠感が著明に改善します。さらに脳神経伝達系作動薬、漢方薬、自己リハビリ指導を行い、コロナ感染後遺症全身倦怠感は改善し、ほぼ全員が社会復帰されています。

副腎不全・ME/CFSクリニカルパス内容(入院精査)

1.外来:脳MRI検査、副腎皮質ホルモン製剤服用の効果をみます
2.副腎不全の可能性が高ければ2泊の入院検査
3.入院1日目:24時間尿中フリーコルチゾール・リハビリ科での運動能力評価
4.入院1〜2日目:ホルモン日内変動 ・自己リハビリ指導
5.入院2日目:下垂体4者負荷試験・自己リハビリ指導
6.入院3日目:迅速ACTH負荷試験 ・自己リハビリ指導
7. ME/CFSで運動機能低下がある患者さんは、継続入院しリハビリテーション

これまでの実績

令和5年のこれまでの全身倦怠感・ME/CFS入院 85名
ME/CFS +視床下部性副腎不全 51名、視床下部性副腎不全のみ 34名

治療薬内容

コートリル: ACTH-Cortisol低下に基づいて
柴苓湯(視床下部の修復を起こす)

回復しない疲労
●シンメトレル(ドーパミン刺激)
●漢方薬:十全大補湯または人参養栄湯(十全大補湯で不十分な時使用)
●フルスルチアミン(運動量の増加、脳内ドーパミン増加)

ミトコンドリアエネルギー
●ノイキノン (CoQ10)
●タウリン散

筋肉痛・関節痛・頭痛
トラムセット

微熱・吐き気に対し
トリプタノール

起立性低血圧、体位変換性頻拍症(POTS)
●ドプス
●ワソラン

不眠、概日リズム異常
●SSRI パキシル (セロトニン刺激)
●ロゼレム (メラトニン刺激)

活性化したミクログリアの抑制、ブレインフォグ、めまいに対し
●イブジラスト(ケタス)
●イフェンプロジル酒石酸塩(セロクラール)
●アデホス

ビタミンB12: メチコバール1000μg 週1回6週間以上注射
ME/CFSではビタミンB12の蓄積がないとの報告

重症で歩けない筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の患者さんでも、基本的にコートリルを服用し、ミトコンドリア障害による回復しない疲労感はタウリン12g、ノイキノン(CoQ10)30mgを服用し、運動エネルギーをMETS単位で評価し、その範囲内でのリハビリテーションを行うことにより、1ヶ月で歩けるようになり、仕事に復帰しております。

仕事や学校への復帰率 90%

担当医師:福田 昇 (内分泌専門医)

外来:月曜日午前、水曜日午前午後、木曜日午前、金曜日午後、土曜日午前午後受診希望者は電話で予約をお願い致します。
浮間中央病院 TEL: 03-3907-8711

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