「老いること」
介護老人保健施設「太陽の都」 介護長 原田 浩史
こんにちは。介護長の原田浩史(はらだひろし)と申します。
日本が高齢化社会から超高齢化社会と呼ばれるようになり現在では日本の人口の4分の1が高齢者と言われています。自分が入職した頃に103歳という方が入所されていて計算してみると1899年生まれで「19世紀生まれ!!」と驚いた覚えがあります。現在も100歳を超える方が複数利用されておりますが「長生きとは?」「老いとは?」と色々と考えるようになりした。小難しいテーマなので自分としての答えはいまだ見いだせておりませんが、利用者様には肉体的には衰えることがあっても笑顔で過ごし精神的に穏やかに過ごすことができるよう生活全般に配慮していきたいと考えております。
今回はそんな誰もが迎える老いを悲観的に捉えるのではなく前向きに、そしてどこか面白く表現したシルバー川柳の作品をご紹介したいと思います。
・70で 年少組とは まいったな
・年をとり 美人薄命 うそと知る
・年賀状 書かねばあの世と 噂され
・いびきより 静かな方が 気にかかり
・まっすぐに 生きてきたのに 腰まがり
・うす味を 愛だと知った 四十年
出展元:公益社団法人全国有料老人ホーム協会
誰もが迎える「老い」。老いることを悲観的になる社会ではなく誇れる社会に、また皆が笑顔で過ごせるような社会になることを望みます。