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コラム1

訪問看護ステーションの訪問について

訪問看護ステーションが行うのは、看護師による医療処置だけではありません。
理学療法士がリハビリの他にも、支援できることがあります。
私たちは、御本人様、ご家族様の希望をお聞きしながら、主治医やケアマネージャーさんたちと連携し、個別計画に沿ったサービスを提供致します。

いくつかのケースをご紹介致します。
【ケース①】
Aさんは数年前に病気をきっかけに徐々に動けなくなり寝たきりに。
最近では関節の拘縮も進み、おむつ交換や着替えのたびに痛みがあり苦痛でした。訪問リハビリを開始したところ、関節の動きが良くなり、痛みを感じることなくスムーズに着替えも行えるようになりました。
御本人様はもちろん、介護者様も大変喜ばれました。
その後もリハビリを続けるうちに、ベッドに腰掛けることもできるようになりました。

【ケース②】
一人ぐらいのSさんは、目が悪く、治療に必要なインシュリン注射が打てませんでした。
病気は治療が進み快方に向かっていましたが、インシュリン注射の問題があり、入院している病院から自宅に戻れないでいました。
そこで退院後は訪問診療を受けることにし、訪問看護とデイサービスでインシュリン注射を行うことになりました。
ケアマネージャーさんやヘルパーさんたちとも連携し、ケアプランに沿って訪問を行い、Sさんは自宅で生活を送っています。

【ケース③】
高齢のMさんは、大きな病気はありませんが、便秘がひどいこと、食事の量が減ってきたこと、足腰が弱り寝ている時間が長くなってきたことなど、ご家族には心配なことがたくさんありました。しかしそれらをじっくり相談できる場がありませんでした。
そこで訪問看護と訪問リハビリを開始し、看護師は状態の観察や健康相談、介護相談を行い、栄養補助食品の説明なども行いました。
理学療法士は起き上がりや立ち上がりなどのリハビリの他に、体に合った歩行器が使われているのかの確認や調整、動きやすいような家具配置の提案、手すりの配置など住宅改修のアドバイスも行いました。

このように訪問看護、訪問リハビリを利用することで、ご本人様、ご家族様とも安心して在宅療養を送ることができます。
入院、入所中の方も退院の目途がたっていれば入院、入所中からご相談が可能です。
医療処置や介護方法に関する不安があり、なかなか退院できない方もぜひ一度ご相談ください。