年頭のご挨拶

2025年令和7年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新年を迎えて、祝うべき事多々あるかと存じますが、いまなお能登半島は、復興はおろか復旧もままならず、世界では数々の紛争や悲劇が年初から報告されていることを聞くにつけ、本年も皆様の生命を守るべく、気を緩めることなく全力で公務を全うすべきであること、職員一同肝に銘じているところです。
2025年は乙巳(きのと・み)の年と言われ、乙(きのと)は「調和をもった目標達成」を示唆し、巳(み)は豊穣と生命力の象徴である蛇を表し、私共の病院にとっても当てはまる意味のある年であると考えております。当赤羽中央総合病院は本年で創立71年目を迎え、また新病院に移転し早4年目となっており、皆様方からの多大な支援に基づいて、新年を迎えさせていただいております。本年はますます地域の皆様からの信頼を頂戴して、救急医療を含めた全人的な医療をますます発展させて参りたいと思っております。乙(きのと)の意味にあるように、そこには人々との「調和」が極めて重要であり、受診される皆様と職員の間に「和」が生まれる医療を行って参りたいと存じます。
2025という数字は数奇な数字と聞いております。45×45(45の2乗)であり、45は(1+2+3+・・・+9)と、1から9までの数字を全部足したもの、そしてそれを2回掛け合わせているわけですから、2025は九九の表に出てくる数字を全部足し合わせた数字でもあるわけです。こじつけとは思いますが、九九(くく)は「きゅうきゅう」とも読むことができ、私共に「救急」が大事であることを思い起こさせる数字でもあります。本年は、地域の方々の救急治療要請は決して断らないという信念で救急医療をますます発展させ、救急車の対応だけでなく、外来からの緊急入院や緊急検査、あるいは緊急手術をも積極的に取り組み、地域の方々からの揺るぎない信頼を得ることを本年は目標にしたいと思っております。
本年もどうぞよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。