風邪・ウイルスに負けない身体作り!免疫力を高める6つのポイント
介護老人保健施設「太陽の都」 管理栄養士 栗島 愛
• 栄養バランスの良い食生活を送る
食事は免疫力に大きな影響を与えます。炭水化物、蛋白質、脂質の3大栄養素とビタミン・ミネラル・食物繊維を組み合わせてバランスよく摂ると免疫力を高め、細菌やウイルスに負けない強い身体を作る事ができます。
• ぐっすり眠る
睡眠時間が不足すると免疫細胞の活性が低下し、感染症に罹りやすくなります。
また質のよい睡眠をとる事も大切です。15分から20分の昼寝でも免疫力を高める効果があります。
• 適度な運動をする
日頃から適度な運動をする事により免疫細胞が活発に働くようになります。特にがん細胞やウイルス感染細胞を撃退する働きのあるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活発化します。ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。
• ストレスを解消する
ストレスは自律神経に影響を与え、副腎から副腎皮質ステロイドホルモンを多量に放出させます。その結果NK細胞やT細胞、B細胞、マクロファージなどの働きを抑えてしまい免疫力を低下させる為、感染症に罹ったり発がんのリスクも高まります。
十分な休養を取り、気分転換を図ってストレスを解消しましょう。
• 笑う
笑うと脳の神経が刺激され、NK細胞を活性化する神経ペプチドの分泌が促されます。その結果、様々な病気を予防したり発ガンを抑える事ができます。毎日小さな幸せを見つけ、周囲の人との会話を楽しみ笑う機会を増やしましょう。
• 身体を冷やさない
体温は免疫力に大きな影響を与えます。
平均体温が1℃下がると免疫力は約37%下がり、1℃上がると約60%活性化すると言われています。常に身体を温かい状態にしておくと全身の血行が良くなり、代謝活動も活発化し免疫力を高めることができます。
最後になりましたが、寒い冬には具沢山のお味噌汁がおすすめです。
身体を温める食材(かぼちゃ、ねぎ、根菜類、芋類など)をたっぷりと使い、豚肉又は卵など蛋白質もプラスすると栄養バランスが良くなります。
風邪や感染症を予防してこの冬を元気に乗り切りましょう!